車両保険が一からわかる!
事故などをして保険を使うと、翌年から保険の等級がさがります。
等級とは、事故を起こさないで安全運転をしているドライバーであれば、毎年等級が上がり、保険料の割引率が大きくなる制度です。
初めての保険に加入した場合は、通常6等級からのスタートになり、事故がなければ毎年1等級ずつ等級がアップしていきます。等級がアップするごとに、保険料の割引率が高くなっていきます。
逆に、事故を起こして保険使うと、1回につき3等級下がってしまいます。
等級が下がると保険料の割引率も低くなります。
事故1回につき3等級のダウンしますので、1年に2回事故を起こせば、3等級の倍の6等級ダウンしてしまいます。
この保険の等級は、保険の更新時に保険会社を変えた場合でも引き継がれます。
事故して等級が下がったから、保険会社を変えよう、なんてことを考えてもダメなわけです。
これらの事故のことを等級据え置き事故といい、保険金が支払われても翌年の自動車保険の等級が下がりません。
それでは一体どんな事故が等級据え置き事故になるのでしょう。
■いたずら傷
駐車場に止めている間にいたずら傷をつけられた、こんなケースも良くあることと思います。
これらのいたずら傷に関しては等級据え置き事故となります。
しかし凹みがあるとだめ、などとどこまでのがいたずら傷として認められるかという問題もあり、修理の前に保険会社と相談する必要があります。
■台風、竜巻、洪水、高潮による損害
これらの被害により、車が冠水などの被害にあったときも等級据え置き事故となります。
■飛び石によるガラスの傷
トラックの後ろを走っていると、たまに小石などがフロントガラスに当たり、ガラスに傷や割れが生じる場合があります。
これらの被害のためガラスを交換する場合も、等級据え置き事故となります。